INTRODUCTION各部・店の紹介

デジタル推進課

DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じた付加価値増大とステークホルダーへの貢献
-デジタル推進課

2021年4月に設立されたデジタル推進・ビジネス開発室は、2023年4月よりデジタル推進課として既存業務の変革を通じて付加価値の増大とステークホルダーへの貢献に取り組んでいます。

押し寄せるデジタル化やビジネス環境の変化の波はこれから益々強くなりますが、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やAI-OCR(光学文字認識)、AI(人工知能)等のデジタル技術を用いて、当社各部店と協業し、横串機能を発揮しながら既存業務の効率化や質の改善、生産性向上を推進しています。また当社の主管部である丸紅㈱コンプライアンス統括部とも連携して取引データの分析やスクリーニング等を通じたコンプライアンス体制の強化及びその支援にも努めてまいります。当課は、DXを通じ組織基盤をより強固にし、顧客の満足度を継続的に高めるとともに丸紅グループの発展に寄与します。

DXの推進と絶え間ないオペレーショナル・エクセレンスの追求

近年、デジタル化の波が押し寄せ、私たちの生活やビジネスに様々な変革を迫っていますが、当社も同様に、デジタル化による変革なしに継続的な成長や発展はおろか、顧客へのサービス向上すら見込めません。常に質の高いサービスを提供するためにも、デジタル化を通じた業務の効率化や生産性の向上は欠かせないと考えています。当課は、RPAやAI-OCR等を活用して、定型的な業務に加えて輸出入や三国間取引に係る書類作成、内容確認等を自動化し、併せて業務フローも見直す事で省力化を実現します。これら既存業務の抜本的な変革によるオペレーショナル・エクセレンスを確立する事で、業務の効率性や迅速性、生産性等、競争上の優位性を確保し、より一層高度なサービスを提供すべく努めてまいります。

顧客への新たな価値の提供

企業として既存業務の改善や競争優位性の確保は常に必要不可欠な事ですが、それだけで顧客や社会のニーズにいつまでも応えられるものではなく、むしろ時代の変化と共に新たな付加価値を提供し続ける事が求められます。特に、昨今の経済安全保障をはじめとした世界や社会情勢の劇的な変化により、多様な取引に関する経済制裁へのリスク管理をはじめ、取引先の管理や反社、マネロン、贈収賄等に対応するためのコンプライアンス体制の強化が求められています。これらは、丸紅㈱コンプライアンス統括部のみならず、当社にとっても重要な使命の一つです。多種多様な商社の取引全般を管理する上でも、例えば丸紅グループ内の数多くの取引データを、人が整理、選別、抽出する代わりにAI等のデジタルの力を駆使してスクリーニングし、分析する事で、人の確認、検証作業の負担を軽減すると同時にコンプライアンスの精度を最大限高められるようなトランザクション管理が実現出来れば、重大リスクの早期発見や是正、未然防止に大変有用な手段となります。当課では、変革が求められる時代において新たな価値・機能を提供出来る組織として、業務の効率化で生み出した資源も投入しながら丸紅グループのコンプライアンス体制の強化・支援に鋭意努めてまいります。